忙しい社会人のための革新的な英語独学法とは?いつでもどこでも勉強可能

イマージョン Jan 06, 2024

読了目安時間:11分

英語が話せるようになりたいけど、忙しい社会人でも独学でできる?ベストな勉強方法がわからないんだけどどうすればいい?

はい!答えます!単純にTOEIC系の試験を受けたい方にはこの記事は向いていませんが、社会人はもちろん年齢問わず長期的に頑張って英語のコミュニケーション能力を引き上げたいという方に、ぜひおすすめしたい革新的な英語独学法があります。それがこの記事で解説する「イマージョン学習法」というものです。。すでに聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、日本では比較的新しい独学法となります。この記事ではイマージョン学習法の基本的なアプローチと、実際にどのようにして社会人の忙しい日々の生活に取り入れるか、そしてなぜ年齢関係なく始められるかについて具体的に解説していきます。

この記事の要点

  • 新しい学習アプローチ:伝統的な学習方法ではなく、英語イマージョン学習法を推奨。これは実用的なコミュニケーション能力を重視する方法です。
  • 英語学習の3+1ステップ アプローチ:文法理解(ほぼ不要)、最も重要:大量のインプット(聞くこと)、アウトプット(話すこと)、そしてソーシャルダイナミクスの理解という4つのステップを提案。
  • イマージョン学習法:日常生活で英語イマージョンを行うことで、自然な英語を吸収する。様々な英語コンテンツを積極的に取り入れることが重要。
  • 実践ポイント:日常のスキマ時間を利用して英語のインプットを増やし、そして日常のコンテンツを英語に切り替えることで学習効果を高める。
  • 忙しい社会人向けのスケジュール例:具体的な一日のスケジュールを例に、どのようにイマージョン学習法を取り入れるかを示す。

目次

理論:忙しい社会人ほど伝統的な学習法より、英語イマージョン学習法を実践すべき理由

英語イマージョン学習法を実際に行う際のポイント

まとめ

CHADSについて


理論:忙しい社会人ほど伝統的な学習法より、英語イマージョン学習法を実践すべき理由


英語能力試験と英語コミュニケーション能力は別物

私たちCHADSの多くのお客様は30代から40代の大人の社会人です。みなさんは英語の勉強をやり直そうと思った時に、何から始めればいいんだろう?というところで結構悩まれるようです。あるいは今まで色々試したけど中々上達を実感できなかった、という人もいます。

大半の日本人の中での英語学習のイメージは学校の授業でやったような堅苦しい勉強方法、あるいは英会話に参加する方法ではないでしょうか。その方法はやはり忙しい社会人にとってはハードルが高いと思います。しかも正直なところ、そのようなこれまでの典型的な勉強法は、英語のコミュニケーション能力の向上には一切貢献しないと考えてもいいと思います。いくらテストでいい成績を取ったとしても、例えばアメリカ人がネイティブのスピードで会話を始めたら聞き取れないでしょうし、きっと「リトル ウエイト プリーズ」と言ってグーグル翻訳に頼ってしまうでしょう(厳しいことを言ってすみません・・・)。

その点について私たちCHADSは確固たる思想を持っています。それは、英語はテストの点などで評価するものでなく、あくまでも人と人とのコミュニケーションツールであるということです。1人で机に向かって英語の問題を解いて良い点を取ることだけがゴールだと、もったいないですよね?ネットフリックスで字幕無しで世界中のドラマを見たり、仕事で海外の取引先と円滑にやり取りをしたり、外国人の友達を作って交流したり・・・そんなことのほうがワクワクしませんか?なので、まずは英語自体のイメージを変えましょう!これまでの伝統的な「勉強」のイメージから脱却して、英語は「コミュニケーションツール」である、と設定し直してください。「英語が話せる」ことは、あなたが想像している以上に人生の可能性を広げてくれるはずです。


英語を独学でマスターする究極の3+1ステップ

それでは改めて英語学習を始めるにあたって、まずどのように進めたらいいのか、英語学習の概要についてお話ししたいと思います。

私たちCHADSが考える、英語コミュニケーション能力を飛躍させる最も効果的な英語学習のステップは、以下の3+1ステップになります。この3+1ステップを踏めば間違いなく英語のコミュニケーション能力が上がると確信しています。


必ず踏まなきゃいけない土台となる3ステップ

  1. 言語の構造の理解(文法)
  2. 大量のインプット(聞くこと)
  3. アウトプット(話すことや書くこと)

少し耳が痛いことを言いますが、日本人の英語学習者がやりがちなのは、1に永遠と時間を割いて、2をスキップしてすぐに英会話を始めて3を実践してしまうことです。

【ステップ1/言語の構造の理解(文法)】は学校教育でも多くの時間を使っていますが、実はスキップしてもOKと思ってもいいほど、英語コミュニケーション能力の上達にそこまで貢献しないステップです。遠い昔、人間が言語を話し出した時点から文法を考えたと思いますか?または、親が子供に言語を教えるときに最初から教科書を渡していませんよね?言語の規則は後から付けられたもので、必要に応じてどうしても気になった時にあなたが参照すればいいだけなのです。

正しいアプローチとしては、【ステップ2/大量のインプット(聞くこと)】が実は最も重要なステップなのですが、日本人の英語学習では最も無視されがちです。皮肉的ですね・・・「でも英語を大量にインプットするって、外国に住んでないとできなくない?」と思うかもしれませんが、現代の素晴らしいところは、現地に行かなくても実現可能なことです。その方法は極めてシンプルなのですが、英語のコンテンツを数千時間視聴すればいいだけなのです。

もちろん、コンテンツの選び方やどれぐらい理解できていればいいのか、初心者はどういう基準をもとに選択すればいいのかなど、効果的に英語を大量インプットするためにはフレームワークが必要なので、詳細についてご興味のある方は「ファウンデーションズ re:mix | 英語習得のためのロードマップ」をぜひチェックしてみてください。

そして【ステップ3/アウトプット(話すことや書くこと)】は、実際、みなさんが考えているよりももっと後からでいいのです。もしあなたが仕事で英語を使わないといけない場合は、もちろん継続して英語のアウトプットを行なってください。ただし、理想的な過程としてはまず数千時間の英語のインプットを行ってから喋り出すことです。「でも早く話したい!」とどうしても我慢できない場合はせめて数百時間のインプットを行ってから徐々に話し始めるようにしてください(なお念押ししますが、これはおすすめしないやり方です)。


英語コミュニケーション能力を一層引き上げる+1ステップ

  1. ソーシャルダイナミクスを理解すること

この【ステップ4/ソーシャルダイナミクス】という概念は我々にとってとても重要で、言語というよりは言動に関するポイントになります。まずソーシャルダイナミクスの簡単な定義は、「同じ文化の人々が互いにコミュニケーションをとる際に根本にあるルール」になります。詳しく知りたい方は更に深掘りをするこちらの記事「英語コミュニケーション能力を別次元へと進化させるカギを解説」をチェックしてみてください。

要は、例えば日本人同士のコミュニケーションの取り方の中で「上下関係」や「空気を読む」などといったルールがありますが、アメリカでは「ストレートに思っていることを言う」などが存在します。つまり、いくら上手く英語を喋れていても、現地で日本人の感覚のままで英語を喋り出したら相手に少し違和感を感じさせる可能性があります。とはいえ、こちらは英語の上達を突き詰めていく中で必要となってくる少し上級者向けの概念となるので、まずはそこまで気にせずに、ソーシャルダイナミクスの存在を念頭に置きながらオープンマインドで海外のコンテンツを視聴すればいいと思います。


社会人のための革新的な英語独学法「イマージョン学習法」とは


イマージョン学習法の定義と「インプット」との関係

イマージョン(Immersion=浸すこと)とは、文字通り何かに深く浸かること、つまり、新たな環境や文化、言語などに完全に身を委ねることを意味します。言語の場合は自分の環境をできるだけその言語に整えるとイマージョン学習法になります。例えば、耳から入ってくる情報、目から入ってくる情報などを全て英語にして、(まるで英語圏に住んでいるかのように)英語漬けの環境を作るようなイメージだとわかりやすいかもしれません。

前段で述べた「大量のインプット」は、このイマージョンを行うための一つのツールと言えます。ただ、インプットの方法にも実はいくつか種類があり、例えば「集中して英語のYouTube動画を見る」という活動もインプットの一種ですが、「皿洗いをしながらThe Joe Rogan Experienceポッドキャストを聞き流す」はまた違うインプットの一種類になります。効果的なインプットを行うにはインプットの種類を上手く組み合わせて行う必要があるのです。インプットの全種類とそれらの使い方を具体的なフレームワークにまとめたガイドラインを知りたい方はCHADSの「CHADS スパルタ イマージョン | 近道に頼らない「攻め」の 英語ブートキャンプ」をぜひチェックしてください。

人間(特に現代人)は長時間同じことに集中できないので、さまざまなインプットの種類を適切に使い分けながら行うとより継続しやすくなります。ぜひ最適にプログラムされたフレームワークを活用して効果的なインプットを行ってください。


忙しい社会人にも最適!イマージョンのメリット

以下にてリストアップしていきます。

ハードルが低くトライしやすいイマージョン学習

  • スマホとインターネットさえあれば、どこでもできます(通勤電車やお昼ご飯を食べながらなど)
  • いつ勉強するかはあなたが決めるので、決まった時間など相手に合わせる必要がありません。つまり、いつでもできます
  • インターネット上には想像できないほどのコンテンツが豊富にあるため、あなたのレベルやあなたの趣味・興味に一致するものがきっと見つかります。つまり飽きないのです

日々忙しい社会人でも、飽きずに、いつでもどこでも、イマージョン学習は可能ということですね。

イマージョン学習が英語上達へと導く理由

英語を独学でマスターするためには、イマージョン学習、つまり数千時間の英語コンテンツをインプット(視聴)しないといけないことを先ほど述べましたが、そうすることでどんな効果が得られるのでしょうか?以下にリストアップしてみます。

  • 自然な英語の発音に慣れる
  • シーンによってどのような英語を使って人々がコミュニケーションを取るのかがわかる
  • 文脈を通して単語を覚えられるので記憶に残りやすい
  • 「センテンス マイニング(※)」を同時に行えば知っている単語がとんでもないスピードで溜まっていく

※言語学習の手法の一つで、学習者が新聞、小説、ウェブサイト、会話などから実際の文を収集し、それらを分析することによって言語を学ぶ方法


英語イマージョン学習法を実際に行う際のポイント


イマージョン学習法を実践する際の鉄則

私たちCHADSはイマージョンに挑むにあたって、7つのルールを設計したのですが、この記事ではその中から最も重要なルールを2つ共有します。


1日のインプット時間を1時間以上にする

はい、「無理だよ!」となりますよね。分かります。多くのお客様がそうおっしゃいますし、私たちCHADSチームも日本語、英語、スペイン語の学習者として正直大変に思う日はあります。では、くじけないようにするためにはどうすればいいか、そのコツを共有しますね。

まずは素直に自分の1日を振り返ってみましょう。どれだけ忙しくても、無駄にSNSを閲覧して大量の時間を費やしていませんか?現代人はゾンビのように無意識的に、かつ特に目的も無くとんでもない時間をSNSで消化していることは事実です。統計的にあなたもそのゾンビ化をしている可能性が高いです。なので、まずはその無駄に使っている時間を英語コンテンツの視聴に切り替えましょう。

あとはあなたの日々の生活の中でのスキマ時間を見つけ出すことです。例えばお皿洗いしている時や洗濯物を畳んでいる時に隣にiPadかiPhoneを設置して英語の動画を見ることは可能でしょうか。またはウォーキングしながら、スキンケアしながら英語のポッドキャストを聞くのはどうでしょうか。あとは、通勤電車で英語のコンテンツを視聴する、あるいは勉強した単語をAnkiアプリで復習するなどもできますね。

こうした時間を積み上げていくと、意外と1時間以上はあっという間です。


消化するコンテンツを全て英語に切り替える

これは前のポイントと密接に繋がっているのですが、「インプットに使う時間」を更に引き上げるコツになります。要するに、あなたが普段日本語で見ようとしているコンテンツを英語で見るようにすることで、一気に英語のインプット時間が増えるはずです。

ここで一つ問題が出てきます。初心者の場合は当然ながら複雑なコンテンツを視聴しても少ししか理解できないと思いますので、「理解可能なインプット」を意識してコンテンツを選択しましょう。つまり、大枠の内容がわかるけど少しチャレンジングなものを選ぶようにしてください。あいにく、超初心者や初心者の方は子供向けの番組からスタートする必要があるので、大変であることは認めます。


イマージョン学習を継続させるコツ

ハードコアな方は1日3時間までインプットに挑戦してみてもいいですが、難しい方は最低1時間を目指しましょう。意外と1時間はすぐです!。

意味があまりわからない自分を受け入れる。全くわからない場合はコンテンツの難易度を下げてください。

上達した自分を褒める。先週や先月あまり理解できなかったコンテンツをもう一度視聴して、今回は60%でなく70%理解できた!やった!という喜びを実感しましょう。
イマージョン学習法はとても効果的ですが、一方で時間のかかる独学法でもあることを覚悟しておき、焦らずに長期戦で臨みましょう。


忙しい社会人のためのスケジュール具体例

では、前述のルールを念頭に置きながら、以下にて具体例を挙げたいと思います。ペルソナとして、「6歳以下の子供が2人いるワーキングマザー」です。究極に忙しい社会人のパターンだと思います。もちろん、未就学児の子を持つワーキングマザーのスケジュールは子供達の日々のハプニングによって大きく左右されますので、以下のスケジュールはあくまでも理想的なイメージです。あなたの学習スケジュールのヒントになれば嬉しいです。

  • 6時〜8時:起床し、1日の支度を行う。可能な場合はお子さんのお弁当を作る際は英語のコンテンツを隣で流す。自分なりに可能な限り集中して視聴する
  • 8時〜9時:通勤電車の中で英語のYouTube動画を視聴する
  • 9時〜12時半:仕事
  • 12時半〜13時半:お昼ご飯をもし1人で食べる場合は食べながら英語の動画を視聴する
  • 13時半〜17時半:仕事
  • 17時半〜18時半:お子さんのお迎えに行くときにまた英語のコンテンツを視聴する
  • 18時半〜19時15分:夜ご飯を作る間子供達に子ども向けの英語番組を見せる(自分のインプットにもなるためです)
  • 19時15分〜21時:夕食・ファミリータイム
  • 21時〜23時:翌日の支度中や寝る前のリラックスタイムに視聴するコンテンツ(YouTubeやネットフリックスなど)を日本語でなく英語のコンテンツにする。または、10分〜30分を勉強時間に割く(例:センテンスマイニングで集めておいた単語をAnkiで復習する)

以上になります。

イマージョン学習法についてもっと詳しく知りたい方は「CHADS スパルタ イマージョン | 近道に頼らない「攻め」の 英語ブートキャンプ」をぜひチェックしてください。


まとめ

自信を持って言えることは、誰でも、何歳からでも英語学習をゼロからやり直し、成功させることは可能だということです。大事なことなので再度言いますが、とにかくまずはマインドセットの切り替えが必要です。多くの日本人の方が持つ「英語は勉強するもの」という考え方は捨てて、あくまでも英語はコミュニケーションツールであることを忘れないでください。そして、あなたの人生に無限の可能性を提供してくれるイマージョン学習法をぜひ日々生活に取り入れつつ、長期的なスタンスで英語学習に挑戦していってください。


CHADSについて

私たちCHADSは、英語コミュニケーション習得ツールを提供するスタートアップ企業であり、第二言語として英語を習得のために必要な取り組み方を解説したビデオ学習コースや効率的な学習法を提供しています。

私たちのアプローチは、

  • イマージョン(英語のインプット法)
  • アウトプットのキャリブレーション(インプットとアウトプットのバランス)
  • ソーシャルダイナミクス(英語を使ったコミュニケーション法)

の3つの柱に基づいています。

私たちは英語が自分の思い描く生活のための効果的で実用的なツールとなるように、学問の枠を超えて言語を理解することを中心に取り組みます。

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