子供と一緒に英語イマージョン学習を行う方法。飽きさせないコツも伝授

イマージョン Apr 08, 2024

読了目安時間:6分

子供がいて気が散るのでゆっくりイマージョンする時間がありません。子供にも英語でイマージョン学習をさせたいけれど、うまくいくかも不安です。

英語イマージョン学習を実践されている方からよく聞く「子供がいるから集中してイマージョンできない」というお悩み。一人ならば仕事で忙しくても家事をしながらイマージョンを行うこともできますが、子供がいるとそうもいきませんよね。そこでこの記事では子供と一緒にイマージョン学習を行う方法をご紹介。また、初めて子供がイマージョン学習を行う場合のやり方や飽きたり嫌がったりせず、楽しく続けられるコツなどもお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。

この記事の要点

  • 子供と一緒にイマージョン学習を行うことで、親子共に英語力向上のチャンスを掴むことができる。
  • 子供にイマージョン学習を始めさせるには、勉強ではなく英語に触れる環境を整えることが重要。
  • 早期から英語の動画やポッドキャストを利用し、親子で一緒に楽しむことが効果的。
  • 子供が興味を持たない時は、コンテンツのレベルを調整し、好きな番組を英語で提供。
  • 英語と日本語のバランスを考え、子供のモチベーションに合わせてコンテンツを選ぶ。
  • 英語を日常生活に取り入れ、長期的に子供が自然と英語を吸収する環境を作る。

目次

子供と一緒にイマージョン学習を行うメリット

子供にどうやってイマージョン学習を始めさせる?

子供が集中してやらない、興味を持ってくれない時はどうすべき?

英語で見るのが嫌だ、日本語で見たい!と言い出した時

英語を「日常化」して、長期的に取り組む

まとめ

CHADSとは


子供と一緒にイマージョン学習を行うメリット

子供がいると、一人で集中してイマージョン学習を行う時間を確保するのはなかなか難しいのが現実です。なので、お子さんをお持ちの方は発想を変えて、ぜひ子供とイマージョン学習を行ってみましょう。

子供と一緒に過ごしながら、自分のイマージョン学習時間が増えれば、忙しい親御さんにとっては一石二鳥ですよね。また、インプットを行うのは子供の英語コンテンツなので初心者の方にも最適な内容です。その際、たとえコンテンツが自分の英語レベルより低いと感じても、おざなりにしないでください。簡単な英語のインプットはあなたのリスニングの土台をしっかりと整えていく利点があります。また、簡単な英語であればあなたが時々子供に説明してあげることもあるでしょう。

脳は「教える」という行為でさらに知識や記憶を定着させますので、それもメリットとなります。もし、あなたがまだイマージョン学習を行ったことがない英語初心者の方なら、ぜひこれを機にお子さんと一緒に始めてみてはいかがでしょうか?


子供にどうやってイマージョン学習を始めさせる?


勉強ではなく「環境を整える」意識で行う

まず、イマージョン学習とは、日常的に英語に触れる時間を増やしていくことです。具体的には、英語の動画(Youtubeやアニメ、映画など)やポッドキャストなどを使ってネイティブの英語を耳からできるだけインプットしていく方法になります。

大人の英語学習者のみなさんには、「最低でも一日1時間、できれば3時間はインプットを行いましょう」とお伝えしていますが、子供にイマージョン学習をさせる場合、親としてはもう少し緩やかなスタンスが必要です。子供は大人のように「英語を話せるようになりたい!」といったようなモチベーションは(ほとんどの場合)まだありません

どちらかというと「子供に英語を身につけさせたい」という親のモチベーションがあるだけです。そのため、どうしても教育目線で「やらせなきゃ!」と焦ってしまいがちですが、ご存知の通り、子供は強制されると嫌がります。勉強させるのではなく、「どうしたら楽しく英語に触れてもらえるか?」という意識でまずは考えていくことが大切です。


イマージョン学習のスムーズな始め方

イマージョン学習は、子供が母国語を覚えるようにその言語を習得していく方法なので、始める時期は早ければ早いほど効果的です。まだ子供が日本語を覚え初めの頃であれば、英語を特別視することなく言語の一つとして自然に吸収していきます。(※動画を見せていい年齢などは様々な意見があると思いますので子供の成長に合わせてご自身で判断してください。心配な方は幼児向けのポッドキャストなど音声のみを流すなどを行ってみてください)

ある程度日本語が話せるようになってきた年齢から初めて英語に触れさせる場合は、前述で触れたように、子供と一緒に自分もイマージョン学習を行いましょう。小さいお子さんなら、ママやパパと一緒に何かを楽しむ、というだけでも嬉しく楽しいものなのでスムーズにはじめやすいと思います。


子供が集中してやらない、興味を持ってくれない時はどうすべき?


内容のレベルを見直す

コンテンツ内容のレベルを見直しましょう。英語に触れるのが全く初めてにも関わらず、英語で長々と会話するようなコンテンツなどは難しく感じるはずです。

幼児向けのシンプルなセンテンスで構成されるものなど、内容のレベルを下げてみてください。


子供が興味を持つ番組を優先させる

イマージョン学習を続けるコツは、何よりも子供自身が楽しむことです。楽しくてもっと見たい!と思ってくれればしめたものなので、できるだけ子供のお気に入りの番組を優先して見せてあげましょう。

どれが見たい?と聞いて、選ばせてあげるのもおすすめです。


好きな日本のアニメを英語バージョンで見せる

お子さんが特にお気に入りの日本のアニメがある場合は、英語バージョンの動画があるか調べてみましょう。Netflixなど言語の切り替えができる動画配信サービスを活用するのもいいですし、Youtubeなどでも時々日本のアニメが英語の吹き替えでアップされていることがあります。

ちなみに私の子供はドラえもんが大好きで、そればかり見ていたので、「ちょっと英語でドラえもん見てみようか」と提案したところ、すんなり受け入れてくれました(笑)。

また、英語バージョンだとキャラクターの名前が変わっていることもよくあるので、「この子は日本語だとなんていう名前だっけ?」、「あれ、この子の名前は英語だと〇〇なんだね!」といった、日本語バージョンとの違いを確認するようなやりとりも楽しく視聴できるのでおすすめです。


英語で見るのが嫌だ、日本語で見たい!と言い出した時

子供が夢中で英語のコンテンツを見てくれるのがベストですが、やはり「英語じゃなくて日本語で見たい!」と言い出す時は必ずあります。

英語ばかりで疲れて英語が嫌になってしまったら本末転倒ですので、お子さんの疲れ具合やモチベーションをみながら、日本語の番組も見せてあげましょう。

英語と日本語のコンテンツの割合を決めて、ルールを設けるのも一つのやり方です。例えば、今日は英語の日と決めて、次の日は日本語の日にする。「今日は日本語で見たい」と言われたら、日本語は明日だから今日は英語で見ようね、伝えてみましょう。

もちろんそれはあくまでも理想的なルールなので、お子さんの性格をふまえて、飽きない・諦めないようなバランスで行ってみてください。


英語を「日常化」して、長期的に取り組む

イマージョン学習での英語習得には時間がかかります。前述でも触れましたが、勉強というような特別なアクションではなく、あくまでも日常の中に当たり前のように英語が存在していることが重要です。

そのため、英語に触れるのが週に1度だけや週に2時間だけでは足りません(イマージョンを全くしない、させないよりかはいいですが・・・)。理想的なのは、毎日少しでも英語のコンテンツに触れる(インプットする)ことなので、上記で述べたように子供のレベルや興味、モチベーションに合わせて、環境を整えてあげましょう。

また、子供がだんだん英語のリスニングに慣れてきて内容を少しずつ理解し始めたら「今、あの子は何て言ったの? ママは全然わからないから教えて!」など、子供に教えてもらうのもおすすめです。「今、あの子は〇〇って言ったんだよ」「そうなんだ!ママ全然分からなかった。〇〇ちゃん(くん)は日本語も英語も分かってすごいね!」と褒めてあげてください。英語に対して自信がついてくることで、モチベーションも少しずつ上がっていくはずです。


まとめ

さて、今回は子供のイマージョン学習について紹介しましたがいかがでしたか。大人と同様に子供もイマージョンの効果が感じられるまでには時間がかかりますが、徐々にリスニング力が高まっていく中で、時が熟したら自然と口から英語の単語が出てくるはずです。

そしてそのうちフレーズなど、英語の塊単位で発言しだすといったことが起こるでしょう。イマージョンは長期的な学習です。ぜひお子さんと一緒に楽しみながら腰を据えて続けていきましょう!


CHADSとは

私たちCHADSは、英語コミュニケーション習得ツールを提供するスタートアップ企業であり、第二言語として英語を習得のために必要な取り組み方を解説したビデオ学習コースや効率的な学習法を提供しています。

私たちのアプローチは、

  • イマージョン(英語のインプット法)
  • アウトプットのキャリブレーション(インプットとアウトプットのバランス)
  • ソーシャルダイナミクス(英語を使ったコミュニケーション法)

の3つの柱に基づいています。

私たちは英語が自分の思い描く生活のための効果的で実用的なツールとなるように、学問の枠を超えて言語を理解することを中心に取り組みます。

 

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